ようやく水虫が治った!あれ、また水虫が再発している。そんな思いをしたことはありませんか?実は水虫は症状がおさまったからといって途中で治療をやめてはいけません!水虫は完全に治ったと判断されるまでは、徹底して治療を行う必要があります。しつこい水虫の完治の方法から、具体的な治療薬、また知っておきたい水虫の情報までおさえておきましょう。

水虫を治療薬なしで治療する民間療法

水虫治療に有効な「お酢」

水虫で困ったときは皮膚科を受診するのが確実ですが、昔から家庭で治療できる民間療法も幅広く行われてきました。
現在でも治療薬の副作用が心配だとか、病院へ行くのが面倒だとかいう理由で、民間療法に頼っている方は少なくありません。
それらの中には、ある程度根拠のある治療法も含まれ、根気よく続けることで水虫が改善する場合も見られます。

家庭でできる水虫治療法の代表的な例は、酢を使う方法です。
具体的には普通の食酢をぬるま湯で10倍程度に薄め、洗面器などに入れて患部を浸します。
そのまま10~20分ほど浸けておいてから、洗い流さずに拭き取ります。これを毎日繰り返すことで、徐々に痒みが治っていくとされています。

酢には殺菌作用があることが良く知られており、特に木酢や竹酢には殺菌成分が多く含まれています。
水虫の原因も白癬菌という菌の一種ですから、酢に浸ければ退治できると考えられます。
ただし皮膚の深部まで菌が入り込んでいると、なかなか浸透しない場合もあるでしょう。また酢は刺激が強いため、肌がひりひりする可能性もあります。

酢のかわりに重曹を用いる民間療法もあります。
ぬるま湯に溶かして患部を浸すという方法は、酢の場合と同じです。重曹には殺菌作用はありませんが、古くなった角質層を取り除く効果があります。
古い角質層は水虫のエサになるため、きれいに取り除けば水虫が繁殖しにくくなると考えられます。

ロウソクのロウを患部に垂らすという方法もあります。ロウの熱で白癬菌を殺すことを狙った方法ですが、火傷しないように気をつけなければなりません。
またイ草のサンダルを履くのが良いという人もいます。
水虫を治すには風通しを良くすることが大切で、サンダル履きは理に適っていますが、イ草には殺菌効果もあるので、両方の効果が期待できます。
このほか民間療法のひとつとして、漢方薬も比較的よく用いられます。
水虫に効く漢方薬には、どんなものがあるのでしょうか。

水虫に効く漢方薬とは

水虫用の漢方薬には、大きく分けて飲み薬と塗り薬があり、両方を併用することで効果が上がる場合もあります。
漢方では病気の種類よりも、患者の体質に合わせて薬を調合するという考え方を採っています。
水虫の場合も、ジュクジュクした水虫かカサカサした水虫かで異なる薬を使用します。

ジュクジュクした水虫は強い痒みを伴って、患部が赤く腫れたり、湿疹ができたり、それが潰れて熱を持ったりするのが特徴です。
こういったタイプの人には、水分の排出を促進し、体の熱を冷ます内服薬が効果的と考えられます。
具体的には十味敗毒湯や消風散などが用いられます。

カサカサした水虫は皮膚が分厚く固くなったり、白く濁ったり、剥がれやすくなったりするのが特徴です。
このタイプの水虫には、反対に水分を補い、免疫力をつける漢方薬が用いられます。
具体的には八仙丸や補中丸などで、滋養強壮作用を持つ薬が多くなります。

漢方の外用薬として最も有名なのは華陀膏でしょう。
ほかにも紫雲膏や太乙膏などの軟膏があり、中国や台湾などでは人気の高い水虫薬になっています。
これらの軟膏にはサリチル酸や安息香酸、酢酸などが含まれており、殺菌作用や消炎鎮痛作用を発揮します。
そのため痒みや痛みを抑えるとともに、白癬菌を減らす効果が期待できます。

爪水虫などで、白癬菌が深い部分にまで入り込んでしまうと、塗り薬だけではなかなか完治させることができません。
そうした場合は西洋医学でも、外用薬と内服薬の両方を用いるのが普通です。
菌が感染しても、免疫力が高ければ水虫が発症することはありません。
免疫力を高めて水虫を追い払うという漢方の考え方には、それなりに合理性があると言えるでしょう。